占い師になった理由っぽいもの その2

毎回、

占い師になった理由のそのまた理由、

みたいな感じになってしまうけど、

今でも忘れられない不思議な体験のひとつ。

かな~~~り昔の、子どもの頃の話。


深夜、誰かいる気配がして、ふと目が覚めた。

当時私はひとりで寝ていて、

誰かが部屋に入って来られる状態ではなかった。

窓も鍵閉めてたし。


私のベッドの真横に、着物を着た女性の気配。

頭はぼんやりしてたけど、しっかり見えた。


なんでかわからないけど、

「おばあちゃんのお姉さんだ!」と思った。

祖母は長女のはず。

祖母の弟妹とはそれなりに親しくさせてもらっていたし、

姉なんているわけないのに、そう思った。

怖いとかはなかった。

こっちを「見守っている感じ」がした。

そして急に眠くなって、そのまま寝てしまった。


翌日、

母や祖母にその話をすると。

実は祖母には歳の離れた腹違いの姉がいて、

不治の病で十代のうちに亡くなっていた。

祖母はまだ幼かったが「綺麗で優しい姉」だったらしい。

「だからおばあちゃんは正式には長女じゃなくて次女なんだよ」

「そのお姉さんって、着物よく着てた?」

「もちろん。そういう時代だからね」

「ああ、じゃあ、そのひとだ」

と納得した。


またしても

「おかしなことを言うねえ」で済ませる我が母親(笑)


ーーーーー

それ以来、

二度とお姉さんは出てきてくれない。

もしかして出てきてるのに、

私がぐーぐー寝てるだけだったりして(笑)


うらないにゃんこ

占いとか猫とか色々。